名所めぐり

「水の坂道」と「陣ケ下渓谷」

2012年4月10日

西谷浄水場体育館の先を左へ下り、川を渡って市営西原グリーンハイツへ上がる道を昔は「水道道」と呼んでいました。今はこの谷に橋がかけられ、太いコンクリートの水道管にかぶさるような「水の橋」(2000年現在閉鎖中)ができました。

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「水の橋」から「川島町・原」と呼ばれる広い台地へ上がる道が「水の坂道」です。原地域には公営の住宅が立ち並び野菜畑とのコントラストが、保土ヶ谷区の特色の一つと言ってよい景観をつくっています。

グリーンハイツ三号棟の下と水の橋の際に「みずのさかみち」と刻まれた石塔が立っています。坂道の両側はスズタケ(熊笹)が植え込まれ良い散歩コースです。1990年には「手づくり郷土賞・ふるさとの坂道三十選」に選ばれて、時の建設大臣の揮毫による記念碑が橋際にあります。

記念碑の横から林の中を下りて行くといわゆる「陣ケ下渓谷」にいたります。この山域15ヘクタールを森林公園とする計画が現在(2000年)進行中です。環状2号が完成する2001年3月末まで、立ち入り禁止区域が多く、渓谷を堪能するのは暫くお預けです。

陣ケ下渓谷へは、向台保育園横の仮設階段を下っても入れます。谷筋に下りると覆いかぶさる大木の枝に昼なお暗い深山の趣があって、かけ値なしの「保土ヶ谷区の宝物」を実感するでしょう。工事完成の暁には渓谷沿いに遊歩道が造られ、杉山神社下の新橋まで通ずるはずですが、今は一度谷を離れ民家の中、畑地の横を通り、「妻恋稲荷」と言う社の横から、杉山神社の鳥居横へ下りて来ることになります。

いずれにしても、足元に十分な注意としっかりとした心の準備が必要です。

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