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暮らしでも平和でも、希望がみえる新しい政治へ あなたの入党を心からよびかけます

2024年2月22日

日本共産党

 日本共産党中央委員会は、次の「入党のよびかけ」を発表しました。2024年2月22日(木)しんぶん赤旗 日刊紙より

(1)

 「自民党ぐるみの裏金事件に怒りがおさまらない」「物価高騰のもと暮らしがよくなる希望がみえない」「軍事費がどんどん増えるのがとても不安」「日本のジェンダーギャップはひどすぎる」――。

 いま、政治への怒りや不安の声が渦巻いています。それなのに、自公政権からは、この日本をどうしていくのか、希望も展望もまったく示されません。内政でも外交でも、すっかり行き詰まってしまった自民党政治。もう終わりにしなければなりません。

 腐敗政治をなくしたい。暮らしでも平和でも希望がみえる新しい政治に変えたい。一人ひとりが大切にされ尊厳が守られる社会をつくりたい。そのために、いま私たちは、日本共産党をつよく大きくすることに全力をあげています。

 日本共産党を応援いただいているあなたに、党の仲間になっていただきたいのです。あなたの入党を心からよびかけます。

(2)

 日本経済の「失われた30年」。これは自然現象ではありません。自民党政治が、大企業向けの減税と一体に消費税の増税を繰り返し、「インボイス増税」を押し付け、暮らしと家計に大打撃を与えてきました。人間らしい働き方を壊し、働く人の4割を非正規ワーカーにした結果、「賃金が上がらない国」にしてしまいました。若い世代は、重すぎる教育費負担と奨学金返済で苦しみ、年金・医療・介護の給付減・負担増は、すべての世代に不安と犠牲をもたらしています。これらの根っこには、「財界・大企業のもうけ最優先」――後は野となれ山となれ――の政治のゆがみがあります。裏金事件で明るみに出た金権腐敗も、この政治のゆがみと一体のものです。

 平和をめぐってはどうでしょうか。集団的自衛権の行使容認、敵基地攻撃能力の保有、5年間で43兆円の大軍拡、殺傷武器の輸出解禁――。どれもこれも歴代自民党政権が「平和国家」の「理念」としてきたものを、ことごとく投げ捨てる暴走です。それは北東アジアの軍事対軍事の悪循環を加速させ、「日本を守る」どころか日本国民を深刻な危険にさらしています。自民党政治が進めている「戦争する国づくり」は、日本国憲法、日本の平和と安全、国民の暮らしと、いよいよ両立不能なところまできています。これらの根っこには、日米軍事同盟を「神聖不可侵」なものとして、指一本触れてはならないという世界でも異常な「アメリカ言いなり」の政治のゆがみがあります。

 選択的夫婦別姓や同性婚の実現へと、国民世論では大きなムーブメントが起きているのに、自民党が妨害しています。こんな人権後進国でよいのか。これも日本の政治の大問題です。

 日本共産党は、「アメリカ言いなり」「財界中心」という政治の二つのゆがみをただし、「国民が主人公」となる新しい民主主義の日本をつくることを綱領の大目標に掲げています。この立場で、暮らし第一で経済を立て直す「経済再生プラン」、憲法9条を生かした外交の力で東アジアの平和をつくる「外交ビジョン」など、希望ある政策を示し、実現のために力をつくしています。

 日本の政治の前途は、政治のゆがみを「もとから変える」党――日本共産党の前進にかかっています。あなたがこの党の一員として、“日本の世直し”の大事業に参加されることを、心からよびかけます。

(3)

 どうやって日本の改革を進めるのか。

 選挙で示された国民多数の意思にもとづいて平和的に改革を進めていく(多数者革命)。社会発展のあらゆる段階で、思想・信条の違いを超えて、切実な願いを実現するための一致点で、共同を進めていく(統一戦線)。改革の進め方も「国民が主人公」で――これが日本共産党の立場です。

 この道のりは、平たんではありません。国民の一人ひとりが、何が苦しみの根源か、どうすれば解決できるのかをつかみ、日本の進むべき道を自覚して立ち上がってこそ、政治は変えられます。そのためには、古い政治にしがみつく勢力の妨害や抵抗を克服することがとても大切になります。

 どんな困難にも屈せず、科学の力で先ざきを明らかにし、さまざまな妨害や抵抗を打ち破って、国民多数の力を集め、政治を変える大きな流れをつくりだす――ここにこそ日本共産党の果たすべき役割があると私たちは自覚して奮闘しています。

 この役割を果たすために、私たちは、民主的な議論をつくして方針を決め、決めたことはみんなで実行する――民主集中制を大切にしています。民主集中制を「悪者」のように言う議論もありますが、国民に責任を負う近代政党ならば当たり前のことではないでしょうか。だいたい、言うことや行動がバラバラな党で、どうして社会を変える仕事ができるでしょう。私たちは、この原則を大切にしながら、党員一人ひとりの個性や多様性、条件を尊重し、互いに温かい信頼で結ばれた人間集団として成長していく決意です。

(4)

 世界に目を転じると、気候危機、貧富の格差など、資本主義の矛盾がいよいよ深刻です。「資本主義のままでよいのか」という問いかけが広く起こっています。人類の歴史は、こんなにも矛盾と苦しみの多い社会でおしまいか。私たちはそうは思いません。人類は、資本主義を乗り越え、その先の未来社会――社会主義・共産主義に進む力を持っている。これが私たちの展望です。

 資本主義が生み出すさまざまな害悪――搾取と抑圧、貧困と格差、長時間過密労働、不況と恐慌、環境破壊、際限ない浪費などの根源には、資本のあくなきもうけを最優先におく「利潤第一主義」があります。社会主義に進むことで、人間は、「利潤第一主義」から自由になり、さまざまな害悪から自由になることができます。

 未来社会の自由はここにとどまりません。搾取や浪費がなくなることによって、労働時間が大幅に短縮され、すべての人が十分な自由な時間を持つことになり、自分の中に眠っている才能を花開かせ、人間の自由で全面的な発展が可能となる――ここにこそ、未来社会の真の自由の輝きがあります。

 「旧ソ連や中国のような自由のない社会になるのでは」。そういう心配はいりません。遅れた国から革命を始めたロシアや中国とは違って、日本での社会主義・共産主義は、発達した資本主義のもとでつくりだされた、高度な生産力、経済を社会的に規制・管理するしくみ、国民の生活と権利を守るルール、自由と民主主義の諸制度、人間の豊かな個性などの価値あるものを、すべて引き継ぎ、開花させた社会になるからです。

 「人間の自由」「人間の解放」――これこそ私たちの目指す未来社会の特徴です。このロマンある道を、ご一緒に開拓しようではありませんか。

(5)

 日本共産党は、今年で創立102年を迎えます。

 日本共産党の102年の歩みは、古い政治にしがみつく勢力から、つねにさまざまな非難や攻撃にさらされ、それを打ち破りながら、自らの成長をはかっていく、生きた攻防のプロセスでした。

 戦前、天皇絶対の専制政治のもと、日本共産党は非合法とされ、党員は激しい弾圧や迫害にさらされました。男尊女卑の時代、女性は政党に入ることさえ法律で禁じられるもとで、日本共産党は多くの女性が参加し、女性解放のためにたたかった唯一の政党でした。このたたかいは、先輩たちの多くの犠牲をともなった苦難の道でしたが、戦後の日本国憲法に「国民主権」「基本的人権」「戦争放棄」として実りました。

 戦後、旧ソ連のスターリンの乱暴な干渉による党分裂という悲劇を克服するなかで、どんな大国の言いなりにもならず日本の進路は自分で決める自主独立の路線をうちたて、1961年に今日につながる綱領路線を確立しました。

 その後、日本共産党は国政選挙で3回にわたる躍進を経験しています(60年代末~70年、90年代後半、2010年代)。そのたびに日本共産党の躍進を恐れた勢力は、ひどい共産党攻撃と政界の反動的再編でこたえ、それとのたたかいで党は鍛えられながら、新たな前途を切り開く――私たちはこれを「政治対決の弁証法」と呼んでいますが――、そうしたたたかいの連続でした。

 こうした攻防は、同じことの繰り返しではありません。戦後、79年を経て、自民党政治は、経済でも、外交でも、政治モラルでも、いよいよ行き詰まりと堕落を深め、国民から見放されています。大きな目で見れば、日本は新しい政治を生み出す“夜明け前”を迎えているのです。しかし社会の“夜明け”は自然には訪れません。国民の多数の力を集め、たたかってこそ、日本の前途がひらかれます。

 自分の幸せだけでなく、みんなが幸せになれる社会をつくりたい――そうした願いで結ばれた人間のあつまりが日本共産党です。困難があってもみんなで乗り越える、そこには苦労はあっても、それ以上のやりがいと感動、仲間とともに成長する喜びがあります。

 あなたも日本共産党に入って、自分の幸せと、社会進歩を重ね合わせる生き方を選び取っていただきたい。あなたの入党を心からよびかけます。

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